陶工房 三寿

Story

信楽焼以外の産地でも勉強したいと思い、2008年に高知へ帰ってきました。

1年ほどアルバイト生活を送った後、高知県安芸市にある内原野焼の窯元で働けることになり、「土練り」「成型」「焼成」などの食器づくりの工程を約7年間経験させてもらいました。

そして2017年に独立し、「陶工房三寿(とうこうぼうさんじゅう)」の屋号で活動しています。屋号の「三寿」は、30代での独立や少なくとも30年は続けよう、などの思いからつけています。

Commitment

陶磁器を観る時、釉薬の多彩な色や質感に魅力を感じます。

釉薬は数種類の原料を混ぜ合わせて作りますが、同じ原料を用いても割合が変われば、その表情は大きく変化します。そこに粘土や焼成の要素が加われば、どこまでも広がる宇宙のように思えます。

三寿のうつわは土味よりも釉薬が主体です。
釉薬の原料の大半は県外から取り寄せて使っていますが、地元で手に入る土石や草木の灰も取り入れながら制作しています。
身の回りで手に入る原料を使って、高知の素材ならではの色や質感の釉薬を目標にテストを続け、土石や草木灰の隠れた表情や出会ったことのない色や質感をさぐっています。


Style

普段使いの器

日々食卓に登場するようなうつわであってほしいです。
三寿のうつわは釉薬だけでなく、持ち運びしやすいように形や重さにもこだわって製作しています。

コーヒーカップ、マグカップについて

ある作家のコーヒーカップを手に取った時、その持ちやすさに感動したことがあります。以来、ハンドル付きのカップを作るのが楽しくなり、いろいろなカップを作ってきました。

一度持てば手を離したくなくなるようなカップ。そんな理想のカップを目指して作り続けます。

陶工房 三寿

〒783-0053

高知県南国市国分1027-2

088-855-7255

info@sanjyuu.jp

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